自律神経
めまいや立ち眩みがあったり、光に対して眩しく感じる
鼓動が早くなったり、息苦しくなる
夏でも手足が冷える
胃の調子が悪く、よく下痢や便秘をする
朝、起きた時に疲労感が残る。また寝足りない
顔や手足だけ汗をかく
咳が出たり、喉に違和感を感じる
食べ物が飲み込みずらい。呂律がまわらない
いかがでしたでしょうか?
この中で半分以上当てはまったらもしかしたら自律神経失調症の可能性があります。
自律神経失調症に対する当院の考え
自律神経失調症は、自律神経(意識せずに働く神経)である交感神経、副交感神経のバランスが乱れる事です。バランスが崩れると頭痛、肩こり、手足の痺れ、不眠がでます。また、内臓系も支配している為、胃腸の不調、呼吸や脈の乱れなどが起こる症状です。その為に自分自身ではハッキリと原因が分からない事が多い症状です。例えば現代では以下の要因が大きいと考えられています。
・生活のリズムの乱れ(夜型人間、夜更かし、夜間勤務等)
・過度なストレス(人間関係、社会的ストレス等)
・ストレスに弱い体質、性格(ノーと言えない、人の評価を気にする等)
・環境の変化(転職、引越し、同居等)
・女性ホルモンの影響(結婚、出産、更年期等)
当院でも様々な症状を抱えた患者様がご来院されますが、その中でも原因がわからない症状で悩まれてご来院される患者様もいらっしゃいます。自律神経が乱れる原因として様々ですが、主に仕事や日常生活でのストレス、生活習慣の悪循環などが挙げられます。
その為、当院では自律神経失調症に対して様々な治療法をご提案させて頂き、治療後の生活指導なども行い患者様のより早い改善をサポートさせて頂いております。
自律神経の不調を放っておくとどうなるのか
身体に不調が起こったとしても原因が自律神経の乱れである事に気付かずに生活し、中々改善されない事があります。
その為、そのまま放っておいてしまうと身体の不調がさらに悪化してしまうのはもちろんの事、最悪の場合、昼夜が逆転してしまう可能性があります。何故なら自律神経は主に起きている時(昼)は交感神経が優位で、寝ている時(夜)は副交感神経が優位になります。自律神経が乱れている事が続くとこの生活循環が徐々にズレを生じ、昼夜が逆転してしまう可能性があるのです。
このような事が起こると、血管や呼吸器官、内臓器官などの働きのバランスが崩れ、血液循環が悪化し筋肉が硬くなったり、手足の痺れや過呼吸などの呼吸障害、胃腸の不調などが現れる為、日常生活でのストレスなどが加わり、さらに自律神経が乱れるといった悪循環に陥ってしまいます。
当院の自律神経に対する施術とは
ケイズグループでは様々な症状に対する治療法がありますが、その中でも自律神経失調症を改善させられる治療法として、「筋膜ストレッチ」「矯正治療」「全調整鍼」があります。
まず「筋膜ストレッチ」は筋肉に対してアプローチする治療法です。筋膜とは筋肉を覆っている膜の事であり、神経や血管、内臓系にも筋膜が存在します。筋膜は全身繋がっている為、「第2の骨格」と呼ばれています。
次に、「矯正治療」では、骨格の歪みに対してアプローチする治療法です。骨格は身体の土台となる部分であり、身体の不調の根本的な原因となるのはこの骨格の歪みと言われています。
最後の「全調整鍼」では、普通の鍼治療とは違い痛みを取るのはもちろんな事、気の流れも整える治療です。気の流れが悪くなると、原因不明な症状が現れ、不眠や手足の痺れ、めまいなども現れ自律神経が乱れてしまいます。
その施術を受けるとどう軽減するのか
「筋膜ストレッチ」では筋肉の中にも血管や神経などが多数存在し、筋肉を伸ばす事によって固着されていた血管や神経が伸ばされ、血流を促進させたり、睡眠の質を向上させたりと自律神経の乱れを改善させる事ができます。
次に「矯正治療」では、歪みが原因で骨の周りに存在する筋肉や神経、血管なども正常な位置にいない状態になり身体の不調が現れます。また姿勢が丸くなると筋肉が過度に緊張する為(ストレスがかかる為)に自律神経を圧迫し、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまいます。猫背だと自然と気分が落ち込んだりする要因とも言われています。これらを改善させ正しい姿勢に戻す事によって、身体の痛みや辛さを改善させ、ストレスを感じさせない身体で生活でき、自律神経を安定させる事ができます。
最後に「全調整鍼」では、気の流れを整え内面からアプローチ出来るので、内臓系が原因で現れる症状や原因不明な症状なども改善させます。その為これらが原因で起こる自律神経の乱れも改善させる事が出来ます。
施術頻度はどのくらいか
症状の重症度にもよりますが、通常は1度の施術でも効果は実感でき改善されます。
ただ、その改善されたお身体は長くは保てません。早くても2、3日、最低でも1週間経ってしまうと最初の辛い状態に戻ってしまいます。その為、症状をしっかりと効果を出しながら改善させるには週に2、3日と間を空けずに継続して治療をしていく必要があります。この治療ペースでどのくらいの期間を続ければ改善されるかというと約3ヶ月です。何故なら筋肉や骨格などの細胞の生まれ変わる期間というのは「約3ヶ月」と言われています。その為、約3ヶ月周期でお身体の改善は見込まれていきます。なので理想な治療頻度は週に2、3日のペースで最低でも約3ヶ月という頻度は必要になってきます。
自律神経関連でよくある質問と回答①
Q.【自律神経とはそもそもどのようなものなのか?】
A.ご説明します。
身体には大きく分けて二つの神経が存在します。一つが中枢神経(脳、脊髄)、もう一つが末梢神経(脳神経、脊髄神経)です。さらに末梢神経は二つに分かれており、身体の感覚や運動を司る体性神経と、自律神経とがあります。自律神経はさらに二つに分けられており、身体をリラックスさせる「副交感神経」、身体を興奮させる「交感神経」があります。
これら二つは、リラックスさせすぎないように、また興奮しすぎないように、お互いを制御しあっています。ですが、ストレスなどにより制御が効かなくなることがあり、それが自律神経の乱れとなります。
自律神経関連でよくある質問と回答②
Q.【交感神経とはどのようなものなのか?】
A.ご説明します。
前述のとおり、交感神経は身体を興奮させる力があります。身体をアクセル全開にして狩りに行くような状態にします。具体的には、瞳孔を拡張させる、心拍数を上昇させる、血管を収縮させる、唾液の分泌を低下させる、内臓の蠕動運動を低下させる、発汗などが挙げられます。
交感神経が1日のうちで高くなるのは、日中やストレスを感じたとき、緊張したときが多く、身体が活動的に動いているときです。つまり、交感神経が働くことで日中の学校や仕事などで活動的に動くことができているのです。
自律神経関連でよくある質問と回答③
Q.【副交感神経とはどのようなものなのか?】
A.ご説明します。
副交感神経は、交感神経とは逆に身体をリラックスさせる力があります。身体をオフの状態にすることで、興奮していた身体を落ち着かせます。具体的には、瞳孔を収縮させる、心拍数を下げる、血管を拡張させる、唾液を分泌させる、内臓の蠕動運動を亢進させるなどが挙げられます。
副交感神経が日中のうちで高くなるのは、眠っているときや食後、リラックスしているときなど、心が落ち着いているときが多いです。食後に眠くなることが多い方もいらっしゃると思いますが、これは食事により副交感神経が活性化し、内臓の蠕動運動が行われていることを示しています。
自律神経関連でよくある質問と回答④
Q.【自律神経が乱れるとはどのような状態なのか?】
A.ご説明します。
自律神経が乱れるとは、お互いを制御しあっている交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、ずっと興奮した状態またはずっとリラックスした状態になることです。リラックスした状態は良いことのように聞こえますが、リラックスしすぎも身体に悪影響を与えてしまいます。
交感神経が優位になると、常に身体が興奮している状態となり、頭痛やイライラ、首肩凝り、便秘、お腹の張りなどが続きます。一方、副交感神経が優位になると、常に体がリラックスしているため、体のだるさや重さを感じやすくなり、朝起きられないなどの不調が出てきます。
自律神経関連でよくある質問と回答⑤
Q.【自律神経の乱れは接骨院で施術できるのか?】
A.はい、出来ます。
自律神経の乱れに対しては鍼灸施術が効果を期待できます。
なぜかというと、鍼を身体に打つと体性-内臓反射という反射が行われ、鍼の刺激を通じて内臓の動きが良くなることが証明されています。内臓の動きが良くなることで副交感神経が活性化しリラックスできる効果があります。
また、交感神経は胸椎や腰椎から出ているため、副交感神経が優位な方にはその周辺に鍼を施すことで交感神経を活性化させることができます。逆に、副交感神経は仙椎から出ているため、その周辺に鍼を施すことで交感神経が優位な方には副交感神経を活性化させることができます。